Interview:インタビュー

Q1: ハーモン役は、あなたの経歴に影響を及ぼしましたか?
DJE: あれはぼくが主演を務めた最初のゴールデンタイムのドラマだったからね。ぼくはいろいろな役をこなして来たけど、『JAG』が現れるまでは、ぼくはまだ無名だったんだ。『JAG』がテレビへの道を開いた様なものさ。『JAG』が終わった後も、『JAG』のおかげでいろいろチャンスが広がったんだ。だから『JAG』は、ぼくの経歴にとって、とてつもなく大きなものだと言えるね。

Q2: ハーモンを演じることで、自分の生活に何か影響を受けましたか?
DJE: もちろんだよ。このドラマが始まった時の事を思い出すよ。クリエイターのベリサリオはこう言ったんだ。「覚悟しとけよ。君の人生は良くも悪くも変わっていくからね。人気レストランでは、席に着くのが楽になるだろうけど、時々、プライベートを侵害されるようにもなるだろう」って。例えば、こんなことがあった。ぼくの父はバハマ出身だったから、バハマで葬儀をしていた時のことだよ。

訪れる人々にドアのところで挨拶をしていると、「お父さんの事、気の毒だったね」っ言う人たちがいた。ぼくは「ありがとうございます。父とどのようなお知り合いだったのでしょう?」って聞くと、「彼の事は知らないんだ。あなたがここに来るって聞いたので、会いに来たんだ。あなたのドラマが大好きだからね」って返された。

本当に驚いたよ。こんな事をされるなんて、想像すらしていなかったからね。そんな場面でそんなことをするなんて、どう考えても間違ってるだろ。そういったおかしなことが起こりうるんだ。お茶の間にあるテレビに出演しているから、実際にぼくに会ったことがなくても、ぼくをよく知ってるような気になってしまうんだ。

Q3: 街で多くの人があなたに近づいて来たりしましたか?
DJE: 時々、煩わしくもあるよ。ぼくは大勢の人を相手にすることなく、ただ出入りしたかっただけの時なんかは特にね。ぼくは無作法な人間じゃないから、無下にはできないし、多分、義務感を抱いているんだと思う。彼らはぼくのファンだし、彼らがいなかったら、(今の)ぼくはない。だから、いつも出来る限り時間を割いてファンサービスするけど、たまに、うまくかわせたらなとも思うことがあるんだ。

Q4: 弁護士や軍人を演じる俳優という固定観念を持たれていると思いますか?
DJE: 映画でフットボール選手を演じたりして、いろいろな種類の人間を演じてきたと思っているよ。でも確かに注意しなくちゃいけないことだと思うよ。俳優は、同じイメージを持たれてしまいがちだからね。だから、次の仕事を選ぶ際には、いくつかの観点で似ている一方で、性格は違うキャラを選ぶ。

例えば今出演中の『Close to Home』がそうだよ。この仕事は『JAG』とは、完全に違うんだ。うまくやったと思うよ。ハーモン・ラブのような良く作り上げられたキャラから移ろうとする時、あまりかけ離れたキャラを演じたいとは思わないんだ。みんなが慣れるのに苦労するから。ドラマからいきなりコメディーに移ってうまくいかなかった俳優を見たことがあるからね。そこにたどり着けるけど、まず、いくつかの小さな段階を踏む必要があるんだ。だから、この新しいドラマに挑戦しようって思ったし、次に演じる役は、ハーモンとはもっとずっと違った役になると思うよ。

それがぼくの理論だし、それに忠実でありたいって思うんだ。いくつかの小さな段階を踏んで、最終的にはぼくが進みたい場所にたどり着きたいんだ。

Q5: 出演前に、本物のJAGの人々に会いましたか?
DJE: もちろんさ。本物のJAGの人たちと話したよ。そして、将校たちといろいろ話をした。疑問が出た時、すぐに電話で対応してくれる本物のJAGもいたんだ。それに、ぼくらは実際に稼働している軍基地で撮影をしたから、常に本物のJAGがその辺にいたよ。ぼくらが答を得られない疑問はなかったね。素晴らしい環境だったよ。

インタビュー:はせがわいずみ(www.HollywoodNewsWire.net)@デヴィッドの自宅
翻訳:www.HollywoodNewsWire.net