Interview:インタビュー

Q6: どんな質問をしたのでしょうか?
DJE: 最初の質問は、「この状況で、正しい手順はなんですか?」とか、「あらゆる状況で、階級はどのように影響を及ぼしますか?」とかかな。あと、「上官と一緒の場合、彼らが常に右側になるようにするのですか?」とか。答えは、そのとおりで、半歩後ろを歩くんだ。そんな規則がたくさんあって、俳優にとっては、イライラさせられることもしばしばだった。

「何てことだ。真実を見つけて事件を解決していくだけでは十分じゃなくて、そうしたいろいろなことまで注意しなきゃいけないのか」ってね。だから、そういった観点から考えると、常にチャレンジだったし、それが第3シーズンあたりで習性になった時は、本当に良かったよ。軍の規律に関する疑問がほとんどなくなったんだ。

すっかり慣れて、本当に兵役についているような感じだった。ぼくらは、本物になれたって確信を持てるようになるまで、すごく苦労したけど、誇りに思うよ。軍のそういった面を見せることと、そうしたことをポジティブに見せたかったからね。

Q7: 俳優のための、海兵隊が参加する様な基礎訓練キャンプはありましたか?
DJE: いや、ぼくらは参加しなかったんだ。映画だったら時間があったからそういうのに参加するかもしれないけど、テレビ・ドラマでは時間がないんだ。だから、ある意味、毎日、訓練キャンプをしながらやったって感じだったよ。何をするにも歩いたし、ドラマの回を増すごとに、そういったことをやった。

パイロット版では、海兵隊で下士官だったマット・シグロクと一緒に仕事をしたんだけど、撮影していない時は、まだ撮影していないある特定のシーンに取り組んでいた。敬礼や歩き方、立ち方、表情とか全部さ。まるでダンスの振り付けみたいだったよ。武器の扱い方、武器を持って歩く時の正しい手順、援護の仕方や、ヘルメットや帽子のかぶり方とかね。将校の訓練マニュアルを読んだんだ。すごく無味乾燥なものだったけどね。「ブルー・コート・マニュアル」っていう、下士官兵のためのマニュアルなんだ。

ぼくは役を掘り下げるのにいろいろやったよ。空母の中でも過ごしたしね。快適さに慣れているぼくらには、そこに住むには少し適応する必要があったけど、その雰囲気はかなりイケてたよ。一日の終わりに、自宅に帰れるのはきっと素晴らしかったろうけど、ぼくらは空母の寝台で寝起きしなければならなかったし、起きてそこでたまったりした。環境は素晴らしかったけど、個人的観点からすると、ちょっとした挑戦だったね。

Q8: 軍の規律の中でも一番驚いたことは何ですか?
DJE: ぼくが一番驚いたのは、毎日の私生活でさえずいぶんコントロールされているってことだった。コーヒーを出されたら15分以内に帰らなきゃいけないとかね。何も楽しめないじゃないか!って思った。でも、中には、そういうのを楽しんでいる人もいる。
なぜなら、自分で決断しなくていいからね。自分で決断をしなきゃならない状況に置かれたら、ぎこちなくなるんだ。彼らは、「何も考える必要がないなんて最高だね。どんな状況でも、何をすべきか分かってる。従うべき規則があるんだ」って思ってるんだ。そういうのが必要な人がいる。ぼくはそうじゃないけど、興味深いと思ったよ。

インタビュー:はせがわいずみ(www.HollywoodNewsWire.net)@デヴィッドの自宅
翻訳:www.HollywoodNewsWire.net