Interview:インタビュー

Q9: クリントン元大統領と共演したようなシーンがいくつかありますが、実際に共演したのでしょうか?
DJE: あれはすごかったね。あれは最初のシーズンで、共演シーンを作りたかったから、第1シーズンではいろいろ入れたんだ。大作映画の映像をもらってきて、編集してドラマの中に入れたんだ。巨大なプロダクション・バリューを加えるには、素晴らしい方法だよ。いいアイデアだったけど、その事で非難を浴びたりしたんだ。それらの映画の監督たちから反発があってね。パラマウント映画は自社で製作した映画の映像を、自社製作のテレビ・ドラマに使い回してもいいと思っていたようだったんだけど、それらの映画の監督は金銭的に裏切られたって感じて反発したんだ。詳しくは分からないけどね。第10シーズンで『トップガン』の映像を使ったんだけど、その映像がオリジナルとは違って見えるよう再編集して使用した。『今そこにある危機』からもいくつか貰って来たよ。多くのパラマウントの作品からぼくらは映像を取って来たし、実際のクリントン元大統領のニュース映像を使ったりもしたんだ。彼をドラマに登場させるのはすごく面白かったよ。

Q10: クリントン元大統領には会ったことはありますか?
DJE: 会ったけど、任期中じゃなかった。大統領職から離れて1年経ったころに会ったんだ。共演はしなかったけど、彼が『JAG』を観たことがあるのかいつも気になっていた。聞かなかったけど、聞くべきだったね。次に彼に会うことがあったら、聞いてみるよ。

Q11: 軍の支援はどのくらいありましたか?
DJE: 軍は大いに強力してくれたよ。彼らは常に協力的だった。彼らは脚本を読んで、もし軍に対して否定的な面が目立ちそうだと思ったら、ぼくらが譲歩できそうな脚本の変更を提案して来るんだ。でも、彼らはぼくらが研修ビデオを作っているワケじゃないと知ってるから、とても柔軟なんだよ。ぼくらはドラマを作っているワケだし、彼らもぼくらが軍を支援してるのを認めてるんだ。これまで数え切れない人から、「ドラマを観たのがきっかけで入隊した」とか、「ドラマで描かれていた生活スタイルが自分に合っていると思って入隊した」とか、「ドラマのファンで、実際にJAGになろうと思って入隊した」と言われてきた。『CSI』エフェクトというのがあるらしいけど、『JAG』の方が『CSI』よりも前に放送していたから、JAGエフェクトが元祖だね(笑)。

軍はいろいろなものを貸し出してくれた。あるエピソードで、3台のA1-M1戦車を使ったんだけど、実際にぼくらが運転したんだ。ぼくはしなかったけど、別の俳優が何人か実際に運転したよ。実はあんまり乗りたくなかったんだけどね。戦車を運転する場所は、ほんと閉所恐怖症的になりそうな環境なんだ。砲身の下にもぐらなきゃいけないからね。砲身を動かして下に入ったら、ベットに横たわるような状態になって、戦車を運転するんだ。耐えられないよ! ぼくには密室過ぎるから断った。勧められた時、ぼくは「君がやるのを見てる方がいいよ」って言ったんだ。その後何日間も戦車を借りた。ぼくらは海兵隊の特別保留基地で撮影していて、戦車が車の上を走ったりしたんだ。あれはすごかったね。

Q12:F-14戦闘機のコックピットには乗り込みましたか?
DJE: 実際には飛ばなかったけど、操縦席に座ったことはあるよ。F18-A戦闘機ブルー・エンジェルスと一緒に空を飛んだけど、あれは本当に興奮したね。Gの力で背中がシートに押し付けられて強烈だった。潜水艦に乗り込んだこともあるけど、そこでは撮影はしなかった。カメラやライトの機材をそこに入れるのはすごく大変だったから、潜水艦のセットを作って、大きさもごまかして撮影したんだ。窮屈な見た目を表現しようとしたよ。ぼくらはカリフォルニアのヴァレンシアにあるスタジオ内に、素晴らしい撮影現場を持っていたんだ。潜水艦や艦船のシーンで使った、素晴らしい船のセットがあってね。ぼくらは状況に合わせて、少しだけ変えて使った。その船にはいろんな階や階段があって、そこで撮影するのはすごく面白かったよ。

インタビュー:はせがわいずみ(www.HollywoodNewsWire.net)@デヴィッドの自宅
翻訳:www.HollywoodNewsWire.net