Interview:インタビュー

Q13: 背がとても高いから、頭をぶつけたりしませんでしたか? 日本に来たらコブだらけになると思いますよ。
DJE: 何度もぶつけたさ! まったく! 日本の野球選手で、背がすごく高い選手もいるだろ? 日本で背が高いって苦労するんだろう?

Q14: 何故、こんなにも長くこのドラマは続いたと思いますか?
DJE: 特にこれと限定される理由はないと思うんだ。理由の一つに、目立つものは速く燃え尽きるっていうけど、マスコミに関する限り『JAG』は、目立たなかった。マスコミの人気者じゃなかったけど、常に根強いファンがいた。俳優とかを見れば分かると思うけど、彼らは常に過剰にさらされ、激しく露出する宣伝をする。世間はそういうのが、本当に好きで好きでしょうがないんだけど、ある日突然目が覚めて、もうブリトニー・スピアーズのことを聞くのにうんざりだって思うんだ。もう終わった!ってね。そうして、彼らへの注目がだんだんなくなって、消えてしまうんだよ。『JAG』はそういうのに悩まされなかったんだ。時々、話題になることはあったけど、ぼくらは一度もマスコミに攻撃されたりしなかったから、ドラマはマスコミのレーダーの影で10年も続いたし、素晴らしい視聴率も得た。みんなドラマを気に入ってくれて、チャンネルを合わせてくれたし、世界的にも人気を獲得したからね。
人の評価とか考えを正しく評価するのは難しい事だけど、聞いた話では、オーストラリアでは長い間、ぼくらのドラマは一番人気があったし、スペインでもドイツでもしばらくは1位だったんだよ。日本でもうまくいってるし、本当に興奮するよ。素晴らしいよね。日本にはまだ行ったことがないんだけど、どこかを訪れると、いつも気付かれるんだ。イタリアに行った時、大勢の人がぼくに気付いたし、オーストラリアでは、ぼくらはどこへ行っても気付かれた。楽しかったし、心が踊った。みんなとても良い人たちなんだ。

Q15:第1シーズンの最後のエピソードで逮捕されましたが、その後はどうなったのですか?
DJE: 当時はまだNBCのドラマで、最終話は先の読めない展開にした。ドラマを打ち切ろうとしていたNBCに、そうさせないようにするプロデューサーの作戦だったんだと思う。でも、理由は何であれ、NBCは手放した。でも彼らはきっと完全に後悔していると思うよ。だって、CBSが拾って放送するようになると、あらゆる時間帯で、彼らを視聴率で破ったからね。結局、海外のファンはそのエピソードを観ることになった。アメリカでは観れなかったけどね。なぜなら、NBCでそのエピソードは放送されなかったからね。海外では放送されたから、海外のファンはかなり憤慨したんだ。オーストラリアに行った時、「最後にどうなるか分からない問題だけ残して、解決しないで終るなんて。一体どうなっているんだ?」って言われたよ。後になって、CBSはそのエピソードの映像を利用して、答えになるようなエピソードを作った。どんな風に終結したか忘れちゃったけど、とにかく問題を解決したんだ。確か第5か第6シーズンの真ん中のエピソードだったと思うけど、みんなのために解決させたんだ。彼らは再編集して、いくつか追加映像を撮って、そのエピソードを作り上げた。この問題に関して、ファンはイライラしただろうし、ファンに対してそんなことはしちゃいけなんだ。よく分かるよ。「ぼくはこのドラマを観てきたのに、ドキドキさせるだけさせて、答えも出さず、何も無しなワケ? なんだそりゃ!」ってね。でも、ぼくらがコントロール出来なかったような事態だったんだ。というのもNBCは、このドラマの権利をしばらく持っていたからね。それに、当時の相手役は違う人だったしね。

インタビュー:はせがわいずみ(www.HollywoodNewsWire.net)@デヴィッドの自宅
翻訳:www.HollywoodNewsWire.net