TOS(宇宙大作戦)映画版
1970年代後半の宇宙SFブームの中で、2度のアカデミー賞®監督賞に輝く名匠ロバート・ワイズを迎え、巨費を投じて製作された、「宇宙大作戦/スター・トレック」のオリジナル・メンバーによる記念すべき劇場版第1作。強力な3隻のクリンゴン艦が正体不明の物体に破壊されたと知り、提督に昇進していたジェームズ・T・カークは、改修されたばかりのエンタープライズ号を再び指揮し、執ように接近してくる謎の物体から地球を守る――。
オリジナル・シリーズの劇場版第2弾はシリーズ最強の敵にして、最大の人気を誇るキャラクターとの対決を描く。エンタープライズ号はスポックが船長となり、訓練航海の途上にあり、同乗するジェームズ・T・カーク提督にとっては、今回の視察が最後の宇宙任務になるかもしれなかった。そこへかつてカークらによって流刑に処されたカーンが現れる。20世紀の地球の遺伝子工学が生んだ反逆者カーン。ジェネシス計画と呼ばれる極秘の装置を強奪した彼は、カークへの復讐を開始、宇宙を揺るがす大決戦の危機が迫りつつあった。
カークがカーンを倒した戦いは、空しい勝利でしかなかった。スポックは死に、マッコイは正気を失う。ところが衝撃の事実が明らかに。マッコイの中に、スポックの命のエッセンスが生き続けているという。カークは宇宙艦隊に背いて、エンタープライズ号を乗っ取り、スポックを取り戻せるというジェネシス星に向かおうとするが・・・。劇場版第3弾は前作から連続したストーリーで、シリーズ一番の人気キャラクターであるスポック役のレナード・ニモイ初監督作品。
今度はクルーたちが20世紀の地球へタイムトラベル?謎の宇宙船から送られる信号をキャッチした惑星連邦。その呼びかけは23世紀の地球ではすでに絶滅していたザトウクジラへのものだった。もしそれに答えなければ地球は崩壊の危機に。失われたクジラを求めて時空を超え1986年のアメリカに降り立ったクルーたちを待ち受けていたものは・・・。環境問題も絡んだ劇場版第4弾は、前作に続いてのレナード・ニモイ監督作にしてシリーズ最大のヒット作。
休暇中に急遽呼び戻されたカーク艦長たち。反乱を収めるはずが、バルカン人の反逆者サイボックにエンタープライズ号を乗っ取られ、未踏の地グレートバリアを超え、神を求めて伝説の惑星シャカリーに向かうことに・・・。カーク役のウィリアム・シャトナー初監督作である、オリジナル・シリーズ劇場版第5弾は、スリル満点で痛快な宇宙へのアドベンチャーであると同時に、登場人物の心理面の描写にも重点を置いたバラエティに富んだ作品。
オリジナル・シリーズの映画化第6弾は、惑星連邦と滅亡の危機に瀕したクリンゴン帝国の和平交渉がテーマとなった。和平の成立を目前にクリンゴン宰相ゴルコンを護衛するはずのエンタープライズ号がクリンゴン戦艦を攻撃してしまう・・・。陰謀に巻き込まれ、クリンゴン使節団殺害の汚名を着せられたカークの運命は?ふたつの民族の和解を描く、シリーズ完結篇にして、「スター・トレック」の生みの親であるジーン・ロッデンベリーへの追悼作品。
- ジェームズ・T・カーク…ウィリアム・シャトナー(矢島正明)
- ミスター・スポック…レナード・ニモイ(菅生隆之)
- ドクター・マッコイ…デフォレスト・ケリー(小島敏彦)
- スコット(チャーリー)…ジェームズ・ドゥーハン(小林 修)
- スールー(カトウ)…ジョージ・タケイ(坂東尚樹)
- チェコフ…ウォルター・ケーニッグ(佐久田 修〈Ⅰのみ〉、樫井笙人)
- ウラ…ニシェル・ニコルス(松島みのり〈Ⅰのみ〉、朴 璐美)
TNG(新スター・トレック)映画版
物語の設定とキャラクターを一新した、人気の「新スター・トレック」を映画化した第1弾。23世紀後半、事故に巻き込まれたカーク艦長は消息を絶ってしまう。その78年後、エンタープライズ号に救出された科学者ソランの陰謀により、巨大なエネルギー・リボンに包まれ、ネクサスに送られたピカード艦長に衝撃の出会いが待っていた・・・。新・旧シリーズの艦長が揃って登場するファンには堪らないシーンもあり、シリーズの橋渡し的な位置付けを持った作品。
「新スター・トレック」シリーズの劇場版第2弾は、ライカー役のジョナサン・フレイクスが初監督した、最も人気の高い“機械生命体ボーグ”と人類初のワープという2つのテーマを描くストーリー。シリーズ最大の脅威であるボーグは24世紀から21世紀の地球へタイムトラベルを試み、歴史を改変しようとする。ボーグの野望を阻止すべく、エンタープライズ号が後を追った先は、ファースト・コンタクトが実現する直前の地球であった・・・。
前作に引き続いて、ライカー役のジョナサン・フレイクスが監督した「新スター・トレック」劇場版第3弾は、正義をつらぬくために惑星連邦に対して反旗を翻すピカードたちを描く。惑星バクーでの調査中、アンドロイドのデータ少佐は、突如誤作動を生じ、反乱を引き起こしてしまう。事態の収拾のためバクーに向かったピカードは、そこで隠された驚くべき事実とそれを利用しようとする陰謀を知り、楽園を守るため命令に反する決意をする。
「新スター・トレック」の劇場版4作目、そしてシリーズの完結編であり、オリジナル・シリーズから続く第10作目の映画最終章ともいえる記念碑的作品。ライカーとトロイの結婚式を地球で終え、エンタープライズ号は宇宙艦隊から緊急連絡により、進路をロミュラン帝国へと向ける。ロミュランでは、クーデターにより新しい人物が権力を握り、連邦との外交を望んでいるという。だが、その裏には恐るべき陰謀が隠され、ロミュランの新長官がピカードの前に立ちはだかる。ピカードはこの究極の敵を倒すことができるだろうか?
- ピカード…パトリック・スチュワート(麦人)
- ライカー…ジョナサン・フレイクス(大塚明夫)
- データ…ブレント・スパイナー(大塚芳忠)
- ジョーディ…レヴァー・バートン(星野充昭)
- ウォーフ…マイケル・ドーン(銀河万丈)
- ビバリー…ゲイツ・マクファデン(一城みゆ希)
- ディアナ・トロイ…マリーナ・サーティス(高島雅羅)
リブート映画版
(ケルヴィン・タイムライン/
正史とは異なる時間の流れを描く)
宇宙、そこは最後のフロンティア。これは新世界を探索し、新しい生命と文明を求めるエンタープライズ号とそのクルーたちの運命のストーリー。伝説のキャプテンを父にもつ、若きキャプテン・カークの闘いが始まる。『M:i:III』のヒットメーカー、J・J・エイブラムス監督が仕掛ける、未体験のアクション・アドベンチャー劇場大ヒットリブート作。すべてが想像を超える、未体験の冒険とスペース・バトル。誰も見たことがない“空前”のアドベンチャーが発進する。
「スター・トレック」史上最高の全世界興収を上げた大ヒット作。前作に引き続き、J・J・エイブラムスが仕掛けるリブート第2弾には、ベネディクト・カンバーバッチが参戦。復讐を誓い、たった一人で戦争を仕掛けてきたジョン・ハリソンの登場に地球最大の危機が訪れ、人類存亡をかけ旅立つカークたちに、冷酷な罠が待ち受ける・・・。
未来を超えろ。限界を超えろ。J・J・エイブラムスと『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが初タッグを組み、脚本にスコッティ役のサイモン・ペッグが参加したファンも納得の第3弾。すべてを賭けた、最後の戦いが今はじまる。宇宙船救出ミッションに出発したエンタープライズ号は、無数の飛行物体による急襲を受け撃破され、見知らぬ土地に投げ出されたカークたちの限界を超えた戦いの幕が開く。
- ジェームズ・T・カーク…クリス・パイン(阪口周平)
- スポック…ザッカリー・クイント(喜山茂雄)
- レナード・“ボーンズ”・マッコイ…カール・アーバン(宮内敦士)
- ウフーラ…ゾーイ・サルダナ(東條加那子/栗山千明〈イントゥ・ダークネスのみ〉)
- モンゴメリー・“スコッティ”・スコット…サイモン・ペッグ(根本泰彦)
- スールー…ジョン・チョウ(浪川大輔)
- パヴェル・チェコフ…アントン・イェルチン(粟野志門)