スター・トレック　エンタープライズ｜STAR TREK／スター・トレック公式サイト

オリジナル・シリーズ（TOS）の前史を描く、見ごたえ満点なＳＦドラマ。24世紀を舞台としていた前3作（新スター・トレック／ディープ・スペース・ナイン／ヴォイジャー）と異なり、TOSよりも100年前の22世紀の宇宙探査草創期を描く。
西暦2151年、バルカン人の反対を押し切り最高速度ワープ５のエンタープライズNX-01で人類初の深宇宙探査に挑むジョナサン・アーチャーたちの物語。『スター・トレックVIIIファースト・コンタクト』で描かれたように、人類がワープ航法に成功し、異星人（バルカン人）とコンタクトしたのが2063年。それから100年ほど経って、人類はようやく遠方への航行が可能となった。とはいえ、人類の宇宙進出は始まったばかりで、大海に漕ぎ出す小船のようなものであり、その前途には未知の世界がどこまでも広がっている。
本作はこれまでの「スター・トレック」シリーズよりも“昔”を描いているため、転送技術が未熟だったり、防御シールドがなかったり、翻訳機がうまく動かないなど、いろいろな不便が存在する。それがドラマにリアルさと新鮮さを与えている。これまでのシリーズのファンにとっては、おなじみのテクノロジーがどのように作られていったのかが分かって興味深いし、初心者は予備知識なしで未来のテクノロジーを楽しむことができるはず。
初めて接触する異星人とのトラブルなどの苦闘が描かれる初期段階から、クリンゴン人との死闘、ロミュラン人やボーグとの謎めいた遭遇など、中盤にはいよいよ本格的な冒険が繰り広げられる。異なる文明との協調に苦労し、人類が宇宙で行動する際に気をつけなければならない原則を学んでいく。一方で、各クルーの個性や生い立ちも深く描かれる。その後、恐るべき兵器で地球を破壊しようとするズィンディとの戦いは、実は、時空を超えたタイムラインをめぐる戦いでもある。そこから一気に“戦闘モード”に突入するが、それを象徴するように、船内には新たに軍事攻撃部隊が加わり、その迫力あるアクション・シーンが見ものとなる。最後は、見ごたえある豪華な連続エピソードが並び、大団円を迎える。
このように「スター・トレック　エンタープライズ」は、これまでとは違う“近未来”の宇宙SFドラマなのである。

INTRODUCTION

CAST

ジョナサン・アーチャー

トゥポル

フロックス

チャールズ・“トリップ”・タッカー3世

マルコム・リード

トラヴィス・メイウェザー

ホシ・サトウ