スター・トレック　ディープ・スペース・ナイン｜STAR TREK／スター・トレック公式サイト｜パラマウント

INTRODUCTION

TVシリーズ第３弾は、それまでの宇宙船を舞台とした1話完結型のストーリーとは異なり、宇宙ステーション“ディープ・スペース・ナイン（DS9）”を中心に多くのキャラクターの人生模様をじっくりと描いた大河ドラマ形式となっている。全7シーズンの後半には、ドミニオン戦争という大宇宙戦争が展開され、物語は空前のスケールに成長していく。文字通りのSF大作で、「スター・トレック」シリーズの中でも異色の作品として人気を博し、製作陣の奮闘もあってシーズンを重ねるごとに熱心なファンを数多く獲得、高視聴率を記録した。
DS9の魅力は、絶妙な舞台設定と、巧みなキャラクター作りにある。宇宙ステーションが位置するのは宇宙の果てではあるが、ワームホールが発見されたことによって、未知の宇宙域への“出入口”を持つことになった。しかもそのワームホールには、通常の時間概念を越えた異質な生命体が存在している。まさにSF的な冒険の宝庫そのもの。加えて、各種族の個性が興味深い。宗教的なベイジョー、冷酷なカーデシア、金儲けを優先するフェレンギ、複数の人生を持つトリルなど、ユニークなキャラクターが設定されている。もちろん、これまでの「スター・トレック」の世界を受け継いでいるので、クリンゴン、バルカン、ロミュラン、ベタゾイドなど、種族の数は非常に多い。しかし、DS9の一番の魅力は、各キャラクターをじっくりと掘り下げた、良質の人間ドラマになっていることで、未来の宇宙を舞台にしているとはいえ、そこに描かれているのは、時代を超えた普遍的なヒューマニズムや泣き笑いである。
このように多彩を極める本作のクオリティは、エミー賞で1993、1995年に特殊メイクアップ賞、1993年にメインテーマ曲賞を受賞し、さらには1996、97年と2年連続で、SF界で権威あるヒューゴー賞にノミネートされたことでも証明されているといえよう。

CAST

ベンジャミン・シスコ

エイヴリー･ブルックス
（玄田哲章）
ジェイク・シスコ

シロック･ロフトン
（浪川大輔〈～S2〉、石田彰〈S3～〉）
キラ・ネリス

ナナ･ヴィジター
（小宮和枝）
オドー

レネ・オーバジョノアー
（加藤精三）
ジャッジア・ダックス

テリー・ファレル
（佐藤しのぶ）
マイルズ・オブライエン

コルム・ミーニイ
（辻親八）
ケイコ・オブライエン

ロザリンド・チャオ
（吉田美保）
ドクター・ジュリアン・ベシア

アレクサンダー・シディグ
（藤原啓治〈～S5〉、中村大樹〈S6～〉）
クワーク

アーミン・シャマーマン
（稲葉実）
ウォーフ

マイケル・ドーン
（銀河万丈）
エズリ・ダックス

ニコール・デ・ボア
（石塚理恵）

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