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パラマウントは今回の記念上映のマスター修復にあたり、“1953年公開当時に観客が味わった瑞々しい画面と、当時の音をできるだけ忠実に再現する”ことを大切に考えました。そのため、最新のデジタル技術を使用して、50年間蓄積された汚れや雑音を取り除くように努める一方、編集内容や、音響システムを変更するといった事は一切しておりません。
35ミリフィルムで大スクリーンに映写するための大掛かりな修復としては、『サンセット大通り』と、『ローマの休日』が初めてとなります。この修復プロジェクトは、約二年の月日をかけて行われました。修復するフィルムの選定や、修復業者の選定に約一年。50年間に蓄積された傷、汚れ、雑音を一コマづつ、一秒毎に取り除くといった、非常に地道で手間のかかる作業に約一年の月日がかけられております。単純に「綺麗にする」だけではなく、「本来の映像の持つファンタジー」を失わないための手間が幾重にもかけられた結果、透明感と躍動感がより鮮やかに蘇りました。
『ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版』は、監督ウィリアム・ワイラーが意図し、当時の多くの人々が得た感動を、今日再び皆様にご体験いただける品質であることを、パラマウントは確信しております。 |
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