日本でも空前の社会現象となり、その後の海外ドラマブームの先駆けとなった「ツイン・ピークス」が、25年の時を経て帰ってきた。
映画界の鬼才デイヴィッド・リンチが製作総指揮を手掛け、海外ドラマの常識を打ち破った「ツイン・ピークス」。
最終回でローラ・パーマーがクーパー捜査官に「25年後に会いましょう」と告げたまさにその“25年後”の世界を描くのが、今回の新作だ。
カンヌ国際映画祭での特別上映を皮切りに世界中を熱狂させ、「ローリング・ストーン」誌などの名立たるメディアが、2017年No.1TVシリーズに選定するなど「ツイン・ピークス」現象は25年経った今、再び盛り上がる。
新作の企画・製作総指揮・脚本、そして全18章の監督を務めるのは、鬼才デイヴィッド・リンチ。
ひとつの完成された脚本を元に、編集で18章に構成するという手段で、「一本の映画を撮るように」作られた本作は、その独創的な世界観と衝撃的な映像表現で観る者の脳天を直撃する。一度足を踏み入れたら最後、あなたはツイン・ピークス・ワールドから抜け出せなくなる!
クーパー捜査官役カイル・マクラクランらオリジナル・キャストが多数再登場するのに加え、ローラ・ダーン、アマンダ・セイフライド、ナオミ・ワッツなどのスターが新キャストとして参加。そして、日本人俳優の裕木奈江が抜擢されている。
アンジェロ・バダラメンティによるオリジナル・スコアやジュリー・クルーズの「フォーリング」など、「ツイン・ピークス」を語るのに音楽の要素は不可欠だ。
新作では、各章で劇中のバーのライヴ演奏シーンが印象的で、ナイン・インチ・ネイルズ、クロマティックスら多彩なアーティストが多数参加している。
第14章に、映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』でフィリップ・ジェフリーズ捜査官を演じたデヴィッド・ボウイの映像がフィーチャーされる。わずかながら強烈な印象を残すそのシーンは、新作への出演が予定されていたボウイへのリンチ監督からの追悼のシーンと言えるだろう。
1959年2月22日 米ワシントン州ヤキマ生まれ。映画『デューン/砂の惑星』で映画デビューを果たし、新人にも関わらず主役に大抜擢される。その後もデイヴィッド・リンチの数々の作品に出演。日本では「ツイン・ピークス」のデイル・クーパー役で大人気となり、幾つかの日本のTVCMにも出演。その後も「SEX AND THE CITY」など、多くのテレビドラマに出演する。
- ツイン・ピークス
- ツイン・ピークス保安官事務所
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アンディ・ブレナン保安官補。
気が弱いが思わぬところで力を発揮する。ハリー・ゴアス -
ルーシー・ブレナン保安官事務所の事務員で、幅広い業務をこなす。アンディと結婚。キミー・ロバートソン「スピード2」
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トミー・“ホーク”・ヒル前トルーマン保安官(現保安官の弟)と共にクーパーの捜査を支えた。現在は副所長に就任。マイケル・ホース「新・アンタッチャブル」
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ボビー・ブリッグスローラの元恋人で、シェリーと結婚。
ブリッグス少佐の息子で保安官助手に就任する。ダナ・アッシュブルック「HOSTAGES ホステージ」
- ツイン・ピークス
- 街の住人たち
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シェリー・ブリッグスダブルRダイナーで働くウェイトレス。
ボビーと結婚し娘を産む。メッチェン・エイミック「ベイ・ウォッチ」 -
ノーマ・ジェニングスダブルRダイナーのオーナー。25年前と変わらずエドとの秘密の関係が続いているが…。ペギー・リプトン「僕のワンダフル・ライフ」
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ベンジャミン・ホーングレート・ノーザン・ホテルを経営するツイン・ピークスの名士。裏の顔もあったが、改心する。リチャード・ベイマー「ウエスト・サイド物語」
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オードリー・ホーンベンジャミン・ホーンの娘で、昔はクーパーに惚れていたが…。シェリリン・フェン「ワイルド・アット・ハート」
- FBI
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ゴードン・コールFBI地方捜査主任を経て副支部長に就任したクーパーの上司。常に補聴器をつけ、大声で話す。デイヴィッド・リンチ(監督)『マルホランド・ドライブ』『イレイザーヘッド』『ワイルド・アット・ハート』
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アルバート・ローゼンフィールドFBI捜査官。
他人に対して無神経だが正義感は強い。ミゲル・フェラー「ロサンゼルス潜入捜査班 ~NCIS: Los Angeles」 -
ダイアン・エヴァンスFBI捜査官クーパーの秘書で、クーパー失踪後にFBIを引退。ローラ・ダーン「ジュラシック・パーク」
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タミー・プレストンFBI捜査官。
ゴードンの部下でサポートを行う。クリスタ・ベル
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ラスベガスジェイニー=E・ジョーンズダギー・ジョーンズの妻で、夫と子供を愛するしっかり者の主婦。ナオミ・ワッツ「マルホランド・ドライブ」
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ブラック・ロッジローラ・パーマー25年前ツイン・ピークスで殺害された女子高生。犯人は悪の化身ボブが乗り移った父親リーランドだった。シェリル・リー「ワイルド・アット・ハート」
- ゲスト俳優
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ベッキー・バーネットアマンダ・セイフライド「マンマ・ミーア!」「レ・ミゼラブル」
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ナイド裕木奈江「インランド・エンパイア」
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ビバリー・ペイジアシュレイ・ジャッド「エンド・オブ・ホワイトハウス」
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ブラッドリー・ミッチャムジェームズ・ベルーシ「シュワルツェネッガー/レッドブル」
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デイヴィス大佐アーニー・ハドソン「ゴーストバスターズ」
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ゲイリー・“ハッチ”・ハッチンズティム・ロス「インクレディブル・ハルク」
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ロドニー・ミッチャムロバート・ネッパー「プリズン・ブレイク」
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アンソニー・シンクレアトム・サイズモア「ブラックホーク・ダウン」
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フランク・トルーマン保安官ロバート・フォスター「ジャッキー・ブラウン」
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サニー・ジム・ジョーンズピアース・ガニォン「エクスタント」
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本人役モニカ・ベルッチ「007 スペクター」
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ウォリー・ブランドマイケル・セラ「JUNO/ジュノ」
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ウォリックデヴィッド・ダストマルチャン「ブレードランナー 2049」
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クラークジョン・サヴェージ「ディア・ハンター」
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ビル・ケネディリチャード・チェンバレン「タワーリング・インフェルノ」
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デニース・ブライソンデヴィッド・ドゥカヴニー「X-ファイル」
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シャンタル・ハッチンズジェニファー・ジェイソン・リー「バックドラフト」
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エラスカイ・フェレイラ「ベイビー・ドライバー」
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ブッシュネル・マリンズドン・マレー「バス停留所」
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シャーロットグレイス・ヴィクトリア・コックス「アンダー・ザ・ドーム」
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カールハリー・ディーン・スタントン「パリ・テキサス」「ラッキー」