億万長者も夢じゃない!?
《4000億稼いだ男たち》の実話には
「お金稼ぎのヒント」がいっぱい!
美味しいものを食べて、欲しいものも手に入れたい。特別強欲というわけではなくても、誰もが「せめて安心して老後を暮らせるだけの蓄えは欲しい」と願っているはずです。2008年に起こった「リーマン・ショック」で経済は大混乱し、世界は一気に不況に襲われましたが、そんな中、4000億円もの利益を叩き出した4人の人物がいたことをご存知でしょうか?
映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」は、実在の4人の金融トレーダーが、どのように危機を切り抜けたのかを描く映画ですが、そこには「お金稼ぎのコツ」が満ちています。彼らの行動が、私たちの投資や貯蓄の大きなヒントにもなっているのです。
お金稼ぎはこの4人から学べ!
4000億を稼ぎ出した男たちが実践した4つのこと
1.先入観を捨てて物事を見極める!
Tシャツと短パン姿で、ヘヴィ・メタルを愛聴する変わり種トレーダーのマイケルは、「現在の住宅景気は“バブル”であり、いつまでも続くはずがない」ということに気づきます。景気や市場は社会の“空気”にも影響を受けますが、自分もそこに埋没してしまっては本質は見抜けません。「周りがこうだから」と安心するのではなく、まずは先入観を疑ってみることが大切なのです。
2.情報を徹底的に洗い出す!
マイケルは、住宅ローンを基にした投資商品を徹底的にリサーチしてそのカラクリを暴きますが、地道な聞き込み調査で真実にたどり着くのが、小さな投資会社を率いているマークです。マークは住宅価格が急上昇している現地・マイアミに赴き、好景気とは程遠い庶民の現実から、バブル崩壊が近いことを知るのです。“直感”はそのままでは単なるアイディアに過ぎません。徹底的に情報を洗い出すことによって、それは“確信”へと変わります。
3.人脈やコネ、周囲に協力を頼むのを
惜しまない!
誰にも負けない特別な能力があるのなら別ですが、1人でやれることには限界があります。「4000億稼いだ男たちの実話」からは、人脈やコネを活用する大切さも学び取ることができます。銀行勤めのジャレドという人物は、住宅バブルの崩壊にハナを利かせた1人ですが、会社勤めで自由に動けないこともあり、実際の調査を前述のマークに依頼するのです(マークを説得するプレゼン術も見ものです)。また、元・腕利きトレーダーのベンが経験の浅い若い投資家の相談に乗り、バックアップする様子からも、1人で考え込むのではなく「頼れるところには頼っちゃえ!」という開き直りが成功をもたらすことが分かります。
4.「コレだ!」と確信したら、
最後まで自分の信念を疑わない!
“直感”が“確信”に変わったなら、あとはその自分の信念を最後まで疑わないことが重要です。マイケル、マーク、ジャレド、ベンが4000億円を稼ぎ出したのは、それを貫いたからに他なりません。彼らはバブルが崩壊して株価が暴落した際の「保険」を買い占めるのですが、「そんなことが起こるわけがない」と周囲に笑われたり、反対意見に見舞われます。しかしそこで信念を曲げなかったことが、巨万の富を得る勝因となるのです。
これがリーマン・ショックの真実!
知っているようで知らなかった!「リーマン・ショック」は、2008年9月のアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけとする世界的金融危機のことですが、その発端は、2007年末頃からの米国内の住宅バブル崩壊と言われています。リーマンほか投資銀行は、いくつかの住宅ローンを組み合わせて投資対象とした金融商品を世界に向けて売っていましたが、その元になっているローンには、低所得者層向けの高利の住宅ローン「サブプライム・ローン」が含まれていたのです。
これは、好景気で上昇した地価と住宅価値を担保に、これまで高額のローンが組めなかった人たちを対象としたものでしたが、資産価値が下がった瞬間に不良債権化する高リスクの“ヤバい”ローン。「右肩上がりの景気は永遠に続く」という幻想もあり、投資銀行や格付け会社はリスクを承知で金融商品を乱発。住宅景気が停滞した途端、一気に不良債権化したサブプライム・ローンがローン会社の資金繰りを圧迫する事態となりました。
ローン会社の破綻は、やがてウォール街の資金繰りまでを圧迫、アメリカの金融界全体の破綻を引き起こし、それが世界的な経済危機へと繋がったのです。
そんな夢みたいな大金を手にした男たちを描いたノンフィクション小説
「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」を映画化!
「マネー・ショート」ってどんな映画?
「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち」の映画化が、この「マネー・ショート 華麗なる大逆転」。「ダークナイト」シリーズ(05~12)のクリスチャン・ベール、「フューリー」(14)のブラッド・ピット、「フォックスキャッチャー」(14)のスティーブ・カレル、「ドライヴ」(11)のライアン・ゴズリングという豪華実力派キャスト共演によって、リーマン・ショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たちの驚くべき実話が描かれます。
プロデューサーはあのブラッド・ピット!
複雑な金融業界の実話を分かりやすいエンタメとして描き、
アカデミー賞5部門にノミネート!
「複雑で難しい。よく分からない」と言われがちな投資や金融の世界を、分かりやすくて刺激的なエンターテインメントとして描いた点が、批評家たちから高い評価を集めた本作。アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞の5部門にノミネートされ、見事に脚色賞を受賞しました。個性豊かな4人のアウトサイダーたちが、いかにしてウォール街を出し抜いて大逆転を収めるか。出演者でもあるブラッド・ピットがプロデューサーも務め、「アントマン」の脚本も手掛けたコメディ出身のアダム・マッケイ監督だからこその、スリルと興奮が注目です!