Interview
Interview vol.4 ジェイク・ウェバー:ジョー・デュボア役 2007年4月13日 電話インタビュー
Q7:では、奥さんはあなたがこの役を引き受けたことを喜んでいるのですね?
JW:ああ。でも、妻は、まだまだだって言うけどね。
Q8: ジョーを演じる時、どんなことに気を付けていますか?
JW:脚本どおりのセリフを喋ること、パトリシア・アークエットと彼女の動き、そしてそれにうまく反応
するよう心がけている。パトリシアとぼくは、お互いのことが大好きなんだ。仕事だけではなく、個人的
にも親しいんだよ。家族ぐるみでね。一緒に出かけたりしているし、仕事も一緒だ。だから、俳優として
のぼくの仕事は、セリフからできる限りのことを学び、それに対してできる限りの準備をし、パトリシア
とのシーンでカメラが回ったら、とにかく自然でいられるようにすることだよ。
Q9:科学者役ゆえに科学用語がありますが、それの苦労を教えてください。
JW:時々苦労するよ。
Q10: 『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』と『ゴースト 天国からのささやき』や
『デッド・ゾーン』の違いは何だと思いますか?
JW:他の番組は見たことがないんだ。だけど、他の番組とこの番組を比べた時にきっと違うだろってことは
言えるよ。このドラマは、霊能者の女性の話というより、その一家についての話なんだ。
どちらかというと、夫と妻、そして子供たちのラブ・ストーリーであり、うまくいっている関係をどうやっ
て続けていくかについてなんだ。アリソンが霊能者であるということは、男と女の根本的な違いを暗に指し
ていると言えるんだ。男と女では、特質や性質、世の中に対する見解が全く違う。ジョーが科学者であり、
アリソンが死んだ人が見える女性だという事は、実は、男女の違いや、それぞれが思いをどう伝え合い、
お互いをどう愛するかについて探る脚本家のモチーフなんだ。
そうした視点からすると、アリソンが霊能者であり、警察のために働いていることは、どちらかというと
娯楽的要素になる。ぼくにとって、おそらく他の人もそうだろうけど、このドラマのもっとも面白い点は
、ラブ・ストーリーだってことだよ。
Q11: 日本にどんな印象を持っていますか?
JW: 魅力的な文化を持っていて、長く、壮大で、時には恥ずかしい歴史を持っていて、言うまでもなく驚嘆
すべき人々だと思う。魅力的な文化と歴史だね。大学で少し学んだんだ。もちろん、20世紀の基本的なこと
なら皆知っているけど、ぼくの知らない(日本の)素晴らしいものを、日本人であるあなたは知っている
んだろう。ぼくにって、歴史はとても興味深いね。日本に行ったことがないから、どんな風なのか分から
ないけど、今や文化全般がいろいろと紹介されていて、直接見たことがなくても、どんなことが起きてい
るのかを知ることができる。とても興味深い場所だよ。それに、日本食はイタリア料理と並んで、ぼくの
大好物でもある。ここのみんなはスシが大好きなんだ。
Q12: 日本でも仕事と家庭の両立に悩む女性は数多くいます。そんな彼女たちにメッセージをお願いします。
JW:アドバイスはないよ。日本の女性も、21世紀の女性が経験することを共有している。役割を定義する
なんてもはや難しくて、多くの人々は進む道の途中で決めている。今や明確な役割なんてない。
子持ちのキャリア・ウーマンもいれば、妻を仕事に送り出して、自分は家にいて子供の面倒をみている
男性もたくさんいる。それは世界中どこでもきっと同じだと思う。日本の文化に限ったことではないんだ。
でも、テレビ番組の一俳優であるぼくが、働きながら母親業や家庭生活を懸命にこなしている女性に向けて
アドバイスするなんて、とんでもないよ。
Q13: 霊能力は神の恩恵だと思いますか? それとも、呪いだと思いますか?
JW:どちらにもなり得るね。この能力を持っているという人なら、きっと誰もが、時には呪いだと言うと思う。
なぜなら、出会う人の多くに不思議な感情を持ったり、その人が法を犯しているシーンが見えたり、それ以上
のことが見えたりして、普通の関係を築けない時があるからさ。ぼくらは皆、世間に見せたいと思う外面や
人格があるけど、霊能者はその内側を見透かす力があり、多くの情報を得るから、世の中を渡るのは大変かも
しれない。だから、多くの人がその能力について呪いだと言うだろう。でも、その能力があれば、簡単に騙さ
れたりはしないから、恩恵と言う人も多いだろうね。たくさんの人が毎日騙されている。信用できない人間が
たくさんいて、霊能力はそれに対抗する有利なスタートだよ。
翻訳=www.HollywoodNewsWire.net