Interview
Interview vol.2 デヴィッド・キュービット:リー・スキャンロン刑事役 2007年2月27日 L.A.撮影セットにて
Q14:オフはどのように過ごしていますか?
DC: 毎週末家に帰るんだ。ここ数週間の間に10日間のオフがあったけど、やることがいっぱいで充実して
いたよ。今シーズンの前半は恐ろしいほど忙しくて、ギャラに見合わないって思った。とにかく働き過ぎ
で、家族と一緒にいることもできなかった。もしぼくが毎晩家に車で帰れたら、もし家族がここにいたら、
もしぼくが向こうにいたらどんなに良いか……って思ったよ。旅行するのは大変だからね。
本当に大変だったけど、そのうち忙しさがひと段落して、今は大丈夫になった。ヴァンクーヴァーまでは
飛行機で2時間半だし、時差もないからね。
今は第3シーズンだけど、過去2シーズンの時と同じで、家に戻り、家にいる時は家族とずっと一緒に
過ごす。今、スキャンロンとは違うキャラを演じてみたいって猛烈に思っているから、インディペン
デント系の映画や何かの企画を探しているんだ。
Q15:演じている時に心がけていることは何ですか?
DC: そう聞かれた時だけ考えるんだ。俳優によってはいつも考えている人もいるけど、一般的には、結果
ではなくてプロセスについて考えることが多い。つまり、そのキャラに何を求めるか? どういうセリフ
を言わなければいけないか? ということを考えるんだ。そうしていれば自然とキャラができあがって
くる。それに人にこうした質問をされる度に、自分でもそれについてもっと考えるようになる。
「テレビで観る方が大きく見えますね」とか、「ドラマだともっと年上に見えますね」ってよく言われる
けど、そう言われたら、もっと落ち着いて見えるように努力しようって思ってがんばるんだ。でも、もし
そういうことについてあまり考えていなかったら、きっとそんなことには気付かなかったと思うし、
そうすべきだとも考えなかったと思うよ。
Q16:お子さんの多さで驚かれることはありますか?
DC:もちろんだよ。いつもみんな一瞬ひくよ。それに、ぼくは年齢のわりには若く見える方だしね。
全員がぼくの実の子供というワケじゃないんだ。妻と結婚した時、彼女にはすでに5人の男の子がいた。
その後ぼくたちの間に小さな女の子が生まれたんだ。
Q17お子さん達はドラマについてどう思っているのでしょう?
DC: 観ることを禁止されているハズだよ。1番上と2番目は、二人とも家から離れた学校に進学したから、
彼らが観ているかどうかは分からないんだ。でも、イギリスでも放送されているハズ。妻はこのドラマが
大好きって言っているけど、ちょっとえこひいき気味なところもあるんだ。でも、とにかく彼女はこうい
うのが好きなんだ。小さいマリアちゃんが好きじゃない人がいるとは思えないよ。彼女はびっくりする
ような子で、家で起こることはすごく自然で現実的。ぼくがこのドラマで特に気に入っている点は、今ま
でこの国のどのテレビや映画でも観たことがなかった、すべての役に飾り気がまったくないというところ。
虚栄なところがないんだよ! そういうものを観るのにはもう飽き飽きしているからね。
Q18:奥さんはロサンゼルスに引っ越したいと思っていますか?
DC: こっちに移りたいとは思っているよ。ずっといるつもりはないと思うけど、5年くらいは住んでみた
いって言っている。でも、とにかく子供が多いから、学校もいろいろだし、元夫も大勢いるんだ。
Q19:だから離れられないんでしょうか?
DC: それもある。ヴァンクーヴァーは素敵なところだよ。ある意味、ロサンゼルスの敵とも言える場所だ
よね。(注:たくさんのテレビ・ドラマや映画の撮影場所となっていることからこういう表現をしたの
では、と思われます。)誰が考えても、本当に美しいところだよ。ヴァンクーヴァーで撮影する作品が
多いから、このドラマがロサンゼルスで撮影していてとてもムカつくことがあるよ。
Q20:パトリシアとの共演はどうですか?
DC: 素晴らしいよ。ウソじゃないよ。彼女は本当にすごいんだ。愛すべき女性で驚くほど正直な人だよ。
毎日廊下ですれ違うたびに、とても正直な人だと実感する。ドラマを観ていても彼女はほかの人と違うっ
ていうのを感じ取れるだろ。とにかく素晴らしい人だよ。
翻訳=www.HollywoodNewsWire.net