ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア〜

Interview

Interview vol.5 パトリシア・アークエット:アリソン・デュボア役

ドラマ『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』で主人公アリソンを演じるパトリシア・アークエットは、アリソン役を通して結婚生活や愛について学んだようだ。

Q1:長年アリソンを演じることで、どんなことを学びましたか?
PA:アリソン役と私の関係は、結婚と似ている。だって、日々、いろんなことを発見していくんだもの。このドラマの脚本家陣はとても才能があって、興味深いネタを常に書いてくる。長年やっていると、「あら、このシーンって前にも演(や)らなかったっけ?」っていうのが出てくるけど、すぐに「自分だって、実生活で夫(俳優のトム・ジェーン)と同じことで20回くらいケンカしてるわね」って気付くの。ドラマの中のアリソンは、時折、ものすごく自分勝手になる。それが口論の原因になることがあるんだけど、彼女は自分勝手になっているって気付かないの。それってある意味、ステキだと思うわ。だって、現実ってそんなものでしょ。

このドラマに出演したことで、結婚生活についてとても興味を持つようになったわ。ジョーとアリソンは、お互いに傷つけ合っているのに、それを許している。すべてに合意するワケじゃないけど、最後には解決できるって分かっている。ユーモアのセンスも共有しているし、とても愛し合っているのよ。そして、そんなアリソンとジョーは、恨みつらみをずっと持ち続けるようなタイプでもなければ、お互いをやりこめるまで口論するタイプでもない。アリソン役を演じることで学んだのは、彼女の愛についての見解と人間関係よ。特に人間関係は、私自身とは随分違う。私は、かなり根に持つタイプなの。だから、この役を通して、ちょっとはマシになったかも。夫は、私はやっぱり根に持つタイプだと思っているけど、以前に比べたらずいぶんマシになったわよ。これまでどんな恨みを抱いたかって? 多くの人に対して恨みを持つワケじゃないけど、不公平で不当な行為を働いた人に恨みを抱き続けるの。今思い出せるので2つあるんだけど、1つは去年精算したわ。その人と偶然会った時に、なぜ私がその人を恨んでいるかを伝えた。そうして、「大丈夫よ。根に持つ女がいるってことを知って欲しかっただけ」って言った。だって、恨みを打ち明けたら、もう後はスッキリしちゃうんだもの。というワケで、残りは1つだけなんだけど、それはとてもつまらないもの。でもやっぱり心の中に溜めているのには違いないわ。


Q2:霊能者を、特にアリソンの力を信じていますか?
PA:霊能者について、私はとても変わった見方をするの。最初に言っておくけど、これはアリソンについてではなく、全体的によ。私は、とても懐疑的なの。「霊能者の力を信じているわ」って言いたいって思ったことがないの。だって、普通、霊能者に会いに行く人たちは、誰かを亡くしてその悲しみに暮れている人か、恋人と別れて辛い思いをしていることが多い。そういう人たちはすでに弱みを持っているから、つけ込まれやすい。でも、そういうのはアリソンには当てはまらない。このドラマに出ているから、そう言うんじゃないわ。説明のしようがないの。切断した木の葉の写真を撮った時、切り落とされた部分に何かエネルギーがあるのが写っているわよね。アインシュタインは、エネルギーは破壊できないって言っていた。ほとんどの科学者は神を信じている。とにかく、霊能者は、みんなそれぞれ違う答えを持っている。ある霊能者は、霊は天国に行くことができないでいるからそこに居るって言うし、ほかの霊能者はホログラムのように平穏なエネルギーとなってそこに居るって言う。うまく説明できないんだから、みんなが違う答えをしてしまうのよ。女優として私は、このドラマに出演する前には「喜んで霊能者になるわ」って思っていたけど、こうしていろいろ見るうちに「霊能者を嫌いになるかも」って思い始めてるの。常に正しいことをしなければいけないプレッシャーがあるのだもの。霊能者はスターに似ている。みんな、彼らが失敗するのを楽しみにしているの。私自身、心霊現象自体には興味を引かれるわ。霊能者も人間だし、中には詐欺師もいるから、彼らが言うことがすべて正しいとは思わないけど、本当に能力を持っている人もいる。だから、タイミングや意味をうまく取り込まないと機能しない。このドラマの脚本を読んだ時、心霊現象うんぬんよりも、まずは強い家族関係に引かれた。労働者階級の夫婦の普通の生活の中に、うまく心霊現象を取り入れているって思ったの。

Q3:弟のデヴィッド・アークエットが今シーズン(シーズン3)の第18話で監督を務めましたね。
PA:弟から演出指示を受けるのは気分が良かったわよ。「もしまた同じことを言ったら、はたくからね」って冗談を言っておちょくってやったわ。私は姉だから、いたぶってもOKなの(笑)。するとデヴィッドは、「アークエットさん。おしゃべりは止めて、セットから出て行きなさい」って返すの。先生みたいにね(笑)。

翻訳=www.HollywoodNewsWire.net

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