Introduction イントロダクション

やっぱり「ビバヒル」!

みんなが恋をした。そしてまだ知らない貴方も、きっと恋におちる……!TVドラマの魅力をぎっしり詰め込んだ「ビバリーヒルズ高校白書」が2007年秋より、装いも新たにDVDでリリース開始。 1990年代、日本全国で「ビバヒル」のニックネームで呼ばれ、 人気は社会現象の域に到達。
21世紀に入った今もその面白さ・楽しさは伝説のように語り 継がれ、お笑い界に“ディラン&キャサリン”が出現したのは再ブームの前ぶれ!?  キュートな双子兄妹ブランドンとブレンダが、世界一セレブが集まるビバリーヒルズに 来て幕を開ける、恋と青春の群像ストーリー。それはカリフォルニアの太陽のようにまぶ しい、感動の季節の入口。貴方は今こそ本当の「ビバヒル」に出会おうとしている……!! 「ビバヒル」を企画したのは、後に「セックス・アンド・ザ・シティ」を大ヒットさせた カリスマTVクリエイター、ダーレン・スター。製作総指揮をつとめたのはそれまで 「チャーリーズ・エンジェル」などのヒット・ドラマを連発し、史上最も成功したTV プロデューサーとしてギネス・ブックにも載ったこともあるアーロン・スペリング。

ブランドン、ブレンダ、ケリー、そしてディランにまた会える!感動の伝説は不滅!!

ジップコード(米国の郵便番号)“90210”のビバリーヒルズに引っ越してきたブランドン(ジェイソン・プリーストリー) とブレンダ(シャナン・ドハーティ)は、 ウエスト・ビバリーヒルズ高校に編入。そこで2人が出会うのは、お嬢さまのケリー (ジェニー・ガース)とドナ(トリ・スペリング)、お坊ちゃまのスティーブ(アイ アン・ジーリング)、1つ年下のデビッド(ブライアン・オースチン・グリーン)、 才女のアンドレア(ガブリエル・カーテリス)、そして不良生徒のディラン(ルーク・ ペリー)。
リッチだけどトラブルを抱えがちな彼らを友情や愛情で支えて、ブランドンとブレンダ はすぐに彼らの輪の仲に。出口が見えない時代、誰だって悩みを胸に立ちすくみそうに なる。そんな彼らの背中を優しく、そっと押してあげるのが「ビバヒル」の仲間たちだ。 ラブとセックス、アルコールやドラッグなど、時に難しい問題も取り上げながら、それら にキャラたちがきちんと向かい合う感動の青春ストーリー、それが「ビバヒル」だ!

青春ドラマ=新人スターの登竜門。「ビバヒル」には、こんな人や、あんな大物もいた!

TVドラマの若者役で人気がブレイクしたスターには、これまでジョン・トラヴォルタや マイケル・J・フォックスがいたが、米国で青春ドラマがコンスタントにスターを生み出 した例は、「ビバヒル」が最初だ。ジェイソン・プリーストリーは、最近ではカスタム カーの最前線をガイドするTV「RIDES 〜スーパークール・カスタムカー〜」に出演。 シャナン・ドハーティはTV「チャームド 〜魔女3姉妹〜」に長女プルー役で出演し、 ジェニー・ガースはTV「恋するマンハッタン」(NHK教育テレビで放送)に主演した。 「ビバヒル」はゲスト・スターの顔ぶれも充実。10シーズンに及ぶロングランの間には、 ザ・ローリング・ストーンズやベイビーフェイスなど、音楽界の大物たちも出演した。 だが、最高にサプライズな「ビバヒル」卒業生といえば、シーズン8(シーズン4以降の 邦題は「ビバリーヒルズ青春白書」に改題)で、スティーブが恋するシングルマザー、 カーリー役で出演したヒラリー・スワンク。後に「ボーイズ・ドント・クライ」「ミリオ ンダラー・ベイビー」で2度もアカデミー主演女優賞に輝く快挙をなしとげた。ちなみに このシーズン8には、まだ無名だった頃のジェシカ・アルバも出演していた。

海を越えた日本でも、こんなにみんな熱中した!“ビバヒル現象”をプレイバック!!

「ビバヒル」は、その直前にジョニー・デップ主演「21 ジャンプストリート」がヒットし 、後に「アリー・myラブ」「24-TWENTY FOUR-」も生み出した全米FOXネットワークで、 1990年10月4日から放送。たちまち“全米のティーンエイジャーの女の子が最も見ている TV番組”になるほど人気爆発。意外だが、全米で若者向けに徹した青春ドラマは「ビバ ヒル」が初めてで、これが無かったら「The OC」だって生まれていなかった!?
日本では1992年からNHK衛星第2放送で放送された「ビバヒル」は、噂がウワサを呼んで 着実に人気ドラマへと成長。ファンが起こした社会現象の数々も忘れられない。 ファンはこのドラマを西海岸風アメリカン・カジュアル・ファッションのお手本にするだけ でなく、旅行会社が企画したビバリーヒルズ・ツアーにも参加。番組に映ったロケ地に日本 のファンが押しかける、「ツイン・ピークス」以来の一大ブームを生んだ。 関連本も次々と出版され、また、当時普及が始まったばかりのインターネットでは、究極のファン・サイト「BH90210@JAM」にファンが殺到。本国で放送が終わった現在も、アクセスされ続けている。